公開日:2017/05/12 最終更新日:2017/06/12

今日だけはいびきかきたくない!いびきを一時的に治す方法

旅行や友人、恋人の家に泊まりに行くなど、どうしても今日だけはいびきをかきたくないというシーンというのがあります。そんな時のために、いびきの原因やすぐに実践できる対策法、あわせていびきに潜む危険性を紹介していきます。

いびきの原因とは一体どんなもの?

知っておきたい「いびきのしくみ」

眠っている間に大きな音が鳴り響くいびき。音がなるしくみとはいったいどのようなものなのでしょうか。音は物体が振動することにより鳴ります。つまり、いびきも振動によって音が鳴っているのです。ではどこが振動しているのでしょうか?

いびきは喉の奥にある「口蓋垂(こうがすい)」、一般的には「のどちんこ」とその周囲にある粘膜組織が振動することによって音が発生しています。

睡眠中になんらかの原因によって気道が狭くなることにより、呼吸によって空気が通過する際に圧がかかり、のどちんこやその周辺の粘膜組織の振動による音が大きくなります。これがいびきが発生するしくみです。

いびきの原因1:身体的な特徴

身体的な特徴として、舌が大きかったりのどちんこが長い場合は、仰向けで寝ると気道の圧迫などにより気道を狭めてしまい、いびきの原因になることがあります。

また、「咽頭扁桃(いんとうへんとう)」または「アデノイド」と呼ばれる、鼻の奥とのどの中間にある組織が肥大することにより、気道を塞ぎいびきを発生させてしまいます。肥大する原因は現在のところ解明されていません。

肥満によって喉に脂肪がつくことより気道が狭くなるため、理想的な体型の方よりもいびきをかきやすい傾向にあります。また、肥満体型の方は理想的な体型の方よりも酸素多く必要とするため呼吸が深くなります。そのため空気抵抗が大きくなることにより、いびきの音量も大きめとなります。

いびきの原因2:体調の変化

いつもはいびきをかかない人でも、体調の変化によっていびきをかいてしまう場合もあります。肉体的に疲れている時は、普段よりも多く酸素を体内に取り入れようとするため空気抵抗が大きくなります。そのため、口の奥にある上あごの部分や、軟口蓋の振動が激しくなることでいびきが発生します。

風邪や花粉症などで鼻づまりをおこしている場合も、口呼吸により酸素を取り入れようとするため、いびきの原因となってしまいます。鼻腔や副鼻腔内に炎症により粘膜が腫れると気道を狭めてしまうため口呼吸になりやすく、いびきを発生させてしまいます。

また、飲酒によるアルコールの摂取は身体の筋肉を弛緩させる作用があります。そのため、舌や咽頭部分の筋肉が緩み、舌が落ち込むことで気道を塞いでしまい、いびきの原因となります。

知っておきたい「いびきによる危険性」

寝ても疲れが取れない「睡眠障害」

いびきの原因の多くは気道が狭くなることによるものです。気道が狭くなり空気の通りが悪くなることによって、大きな力を入れないと呼吸が出来なくなってしまいます。そのため、呼吸のたびに横隔膜や肺、のどの筋肉などの呼吸器全体への負担となってしまいます。

また、自分に合っていない高さのまくらにより、気道がくの字に折れ曲がってしまい、そのため気道が狭くなるケースもあります。

眠ることで身体を休めているはずなのに、呼吸をするために大きな力が必要になれば、その分体力を使っていることになりゆっくり休むことができません。日常的に「よく眠った」という感覚がない場合は、いびきによって身体を休めることができていない状態と考えられます。

呼吸が止まる!?「睡眠時無呼吸症候群」

睡眠時無呼吸症候群とは、何らかの原因によって気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が一時的に止まってしまう症状のことです。突然止まるいびきが特徴で、「ぐぉ~」と継続的にいびきをかいていたのに突然「ぐっっ」と止まり、しばらくするとまた「ぐぉっっ」という風にいびきが始まります。

呼吸が止まり一時的に無呼吸になった状態から呼吸を再開するときに、体は不足した酸素を補おうと心拍数を上げます。そのため、睡眠中でも脳が何度も覚醒してしまい、熟睡することができなくなってしまいます。人間にとって呼吸は何より大切なことであるため、呼吸が一時的にでも止まってしまうことは肉体的だけでなく、精神的にも大きなストレスとなってしまいます。

女性に多くみられる「甲状腺機能低下症」

甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンの分泌がなんらかの理由によって低下し、甲状腺ホルモンが不足してしまう病気です。特に女性に多い病気とされ、40歳以降の中高年に発症しやすい傾向があるといわれています。

甲状腺機能低下症の症状は、倦怠感や食欲不振、疲れやすい、やる気・集中力の低下、寒がりになる、汗が減る、肌のかさつきなどが上げられますが、いびきも症状の1つとされています。

甲状腺は喉仏の部分にあるため、甲状腺機能低下症によりこの部分が腫れることによっていびきをかきやすくなります。

いびきだけでなく、さまざまな症状が思い当たるときは注意が必要です。

すぐに出来るいびきを治す方法とは

寝床の工夫で横向き寝をキープ

仰向けよりも横向きになることによって、舌が気道に落ち込むことを防ぎ、さらには舌を左右どちらかに寄せることができるため、気道を確保することができます。

眠っている間に無意識に体が仰向きに戻ってしまうこともあるため、背中側に座布団やクッションなどを配置し横向きの態勢をキープする効果が期待できます。枕の片方にタオルなどを入れて枕を斜めにすることにより、自然と体が斜めになって気道を確保する方法もあります。

また、いびき防止グッズとして抱き枕を使うのもおすすめです。抱き枕には体圧を分散させる効果が期待でき、横向寝をサポートする効果があるとされています。

いびき防止グッズで対策

市販されているいびき防止の対策グッズを活用してみるという手段があります。いびき防止グッズの代表的なものとしてさまざまな形状の鼻腔拡張効果があるグッズ販売されています。

テープ状になっていて、鼻の上に張ることにより鼻孔を広げるタイプのものや、鼻の中に器具を挿入して気道を確保するものなどがあります。

また、睡眠中の口呼吸を防ぐためにマウスピースなども販売されています。

効果については個人差がありますが、自分に合うものを探して対策してみるのも良さそうです。

また、抱き枕を使うのもおすすめです。抱き枕には体圧を分散させる効果が期待でき、横向寝をサポートする効果があるとされています。

ここぞという時は飲酒を制限する

アルコールには筋肉の弛緩作用があります。この作用により、舌や咽頭の筋肉が緩み上気道(鼻から咽頭までの気道)が狭くなりいびきの原因となります。

飲酒はストレス解消にもなるため、いびきのために一切飲まないなどの制限をしてしまうのは精神的に負担になってしまいます。どうしてもいびきをかきたくない場合にだけ、思い切って飲酒を制限するとよいでしょう。また、飲酒をする時間を変えることも効果的です。出来るだけ寝る間際の飲酒を避けるのがベストとされています。ある程度酔いが醒めてから眠ることによりアルコールによる体への影響を低下させる効果が期待できます。

寝室の環境や寝具の配置を工夫する

寝室の温度や湿度が低いと鼻づまりの原因となり、いびきがおきやすくなると考えられます。理想とされる室温は夏場で25℃前後、冬場で18度前後、湿度は年間を通して50~60%とされています。空調を調節して理想の環境に近づけてみてはいかがでしょうか。

また、仰向けよりも横向きになることによって、舌が気道に落ち込むことを防ぎ、さらには舌を左右どちらかに寄せることができるため、気道を確保することができます。

眠っている間に無意識に体が仰向きに戻ってしまうこともあるため、背中側に座布団やクッションなどを配置することで横向きの態勢をキープしやすくなります。

いびき対策で快眠を手に入れましょう

いびきの原因と対策は、

  • いびきは、なんらかの要因により気道が狭くなることで発生する。
  • いびきには睡眠障害や睡眠時無呼吸症、甲状腺機能低下症といった病気が隠れている場合もある。
  • いびき対策には、眠る態勢や環境、寝具の見直し、いびき防止グッズの活用が効果的。

まずは原因を知ることで、自分に最適な対策を見つけていきましょう。

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