公開日:2017/03/15 最終更新日:2017/06/14

皮脂汚れや角栓を撃退!頭皮クレンジングのやり方と注意点

皮脂は、外的刺激から肌を守る役割を果たしています。しかし、過剰な皮脂は様々なトラブルを招きます。頭皮は皮脂の分泌が多いため、頭皮の環境が悪化しやすいといわれています。ここでは、頭皮環境を改善する頭皮クレンジングのやり方と注意点について解説していきます。

頭皮の汚れがもたらす頭皮のトラブル

頭皮の汚れが毛穴を詰まらせる

頭皮には顔の皮膚と同じく皮脂腺や毛穴があるため、ケアを怠ると角栓や皮脂汚れなどによって環境が悪くなっていきます。また、頭皮は顔の皮膚よりも多くの毛穴があり、さらには毛穴同士が密集しているため、毛穴が詰まりやすいといわれています。毛穴が詰まると、そこにアクネ菌が繁殖して炎症が起こり、ニキビができてしまう可能性があります。

頭皮は顔の皮膚の延長であるため、顔がベタつく脂性肌の方は頭皮もベタつきやすい傾向があります。このような方は、頭皮の汚れをしっかりと落とすことを心がけましょう。ただし、シャンプーの回数を増やす必要はありません。皮脂は肌を刺激から守る役割を果たしているので、頻回のシャンプーによって必要な皮脂まで落としてしまうと、返って肌トラブルが起こりやすくなります。

頭皮の汚れは薄毛の原因の1つ

酸化した皮脂や常在菌の生産物、角質の断片、シャンプーなどの成分によって頭皮が汚れると、頭皮の育毛環境が悪化して薄毛を招く恐れがあります。特に、ヘアカラーの薬剤は頭皮に残りやすく、薄毛の大きな原因になることがあります。

毛髪は一定の周期で生え変わるのですが、頭皮の残留物によって生え変わりの周期が乱れると、生える量よりも抜ける量の方が多くなり、薄毛に繋がります。医学的には「脱毛症」と呼び、次のような種類があります。

  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 女性男性型脱毛症(FAGA)
  • 円形脱毛症
  • 牽引(けんいん)性脱毛症
  • 分娩後脱毛症
  • 脂漏(しろう)性脱毛症
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症

この中で頭皮の残留物が原因で起こるものは、脂漏(しろう)性脱毛症と粃糠(ひこう)性脱毛症です。

頭皮にかさぶたのようなものができる場合がある

頭皮の皮脂汚れを落とさずに放置すると、脂漏(しろう)性皮膚炎を起こす可能性があります。かゆみを伴うかさぶたのようなものができるのが特徴です。皮脂は、皮膚の常在菌であるマラセチア菌などの栄養源となります。常在菌が皮脂を分解する際には、皮膚に炎症を起こしたり臭いを発生させたりする物質が生産されるため、皮脂汚れは頭皮の不快症状に繋がります。

また、皮脂汚れやその他の汚れが原因でかさぶたのようなものができることがあります。この場合は、頭皮をマッサージするように入念に洗うことが大切です。肌に合わないシャンプーやリンスを使うことで接触性皮膚炎になり、皮膚がかぶれることでかさぶたのようなものができることもあります。

頭皮の汚れを落とす「頭皮クレンジング」のメリットと注意点

頭皮クレンジングのメリット

クレンジングとは、メイクや皮脂汚れ、黒ずみや角栓などを落とすためのスキンケアです。クレンジングと言えば、顔に行うものというイメージがありますが、頭皮もクレンジングすることができます。シャンプーだけでは毛穴の詰まりを解消することは困難ですが、クレンジングオイルを使うことで皮脂を浮き上がらせて落とすことができます。これは、クレンジングオイルに界面活性剤が含まれているからです。

界面活性剤は、水と脂を混ざりやすくする成分で、シャンプーなどにも含まれています。なぜ、シャンプーよりもクレンジングオイルの方が高い効果が期待できるのかというと、クレンジングオイルはシャンプーとは違って毛穴の奥まで入り込みやすいからです。

頭皮クレンジングで髪にツヤが出る

髪のツヤは、頭皮の毛穴から分泌される皮脂によってもたらされています。そのため、皮脂の分泌が少ないと髪がパサつきやすくなります。頭皮クレンジングで毛穴の詰まりを改善することで、新しい皮脂を分泌してツヤのある髪を維持することができます。

皮脂の分泌の低下は、加齢が原因で起こることもあります。加齢が原因による乾燥だと思い込み、皮脂の分泌をできるだけ増やすためにシャンプーを控える方がいます。これは、毛穴の詰まりを悪化させてしまうため逆効果といえます。年齢問わず、新しい皮脂を分泌できるよう毛穴を詰まらせないためのケアが必要です。

頭皮クレンジングのやりすぎは肌トラブルを招く

頭皮クレンジングは毎日ではなく週に1~2回を目安にしましょう。毎日のように頭皮クレンジングをしてしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい、返って肌トラブルが起こりやすくなります。また、クレンジングオイルに含まれている界面活性剤は、皮膚の角質層にあるセラミドを落としてしまいます。セラミドは、肌の弾力をキープしている成分であるため、たるみに繋がります。

また、クレンジングオイルを頭皮に塗り続けると、皮膚が老廃物を排出できなくなり、油やけやくすみを招く可能性もあります。界面活性剤を含むシャンプーを使用している場合は、特にクレンジングオイルの使いすぎに注意が必要です。

頭皮クレンジングの方法

頭皮クレンジングの方法はとても簡単

頭皮クレンジングには、クレンジングオイルを使用します。頭皮用のクレンジングオイルもありますが、メイク落とし用のクレンジングオイルを使用しても構いません。頭皮クレンジングの方法は次のとおりです。

  1. 毛髪が乾いている状態でヘアブラシなどを使って頭皮をマッサージしましょう。
  2. ヘアブラシで毛髪を軽くとかしていきます。
  3. クレンジングオイルを500円玉大程度とり、頭皮に塗っていきます。
  4. 頭頂部から下向きに指の腹でマッサージしていきましょう。このとき、爪を立てずに軽く指圧するイメージを持つことがポイントです。
  5. お湯で十分にすすぎましょう。
  6. 普段通りにシャンプーやリンスで先髪します。

ヘナを使った頭皮クレンジングが効果的

ヘナは、インド伝承医学において薬草として扱われている植物で、頭皮クレンジングに使うことができます。粒子が細かく、汚れを吸着して取り除く作用があるといわれています。ヘナを使う場合は、次のように頭皮クレンジングしましょう。

1.ヘナをゆるく溶きましょう。調味料を入れるボトルにヘナとお湯を入れ、しっかりと振っていきます。
2.溶いたヘナを頭皮に塗り、2~3分かけてマッサージしましょう。ヘナは天然のヘアカラー剤とも呼ばれており、あまり長時間マッサージすると手や頭皮に色がついてしまいます。
3.色や粒子がしっかり落ちるまですすぎましょう。

頭皮クレンジングと同時にオススメ!ヘアパック

頭皮クレンジングをすると共に、ヘアパックをすることで、より高い効果が期待できます。ホホバオイルや椿オイルなどは、頭皮クレンジングとヘアパックの両方に使うことができます。次のように行いましょう。

  1. オイルを乾いた頭皮に塗りこみましょう。
  2. 指の腹で円を描くようにマッサージをしましょう。毛穴にオイルを揉み込むイメージを持つことがポイントです。
  3. 毛穴から汚れを押し出すイメージで頭皮をほぐしていきます。
  4. 毛髪にオイルを浸透させていきましょう。髪を約1cmの束に分けて、毛先から毛根に向かって手を滑らせていきます。
  5. ホットタオルで髪を巻き上げ、シャワーキャップを着用しましょう。ラップで代用することもできます。
  6. 約20分放置したら、ぬるま湯でオイルを洗い流しましょう。そして、普段通りにシャンプーをします。

頭皮クレンジングで毛穴の詰まりを解消させよう

  • 毛穴の詰まりは薄毛やニキビなどの原因になります。
  • 頭皮クレンジングで健やかな頭皮を作ることが大切です。
  • 頭皮クレンジングのやりすぎは、皮脂の分泌を減少させて、頭皮の環境を悪化させる恐れがあります。

以上の点に注意して、毛穴の詰まりを解消させていきましょう。

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