公開日:2017/05/11 最終更新日:2017/06/12

風邪をひきやすい原因は?免疫力を高めることで風邪を退治!

免疫力が低下することで、風邪をひきやすくなるといわれています。そもそも、免疫力の低下はどうして起こるのでしょうか?免疫力が低下する原因と、手軽に実践できる免疫力を高める方法紹介します。

免疫力の低下はどうして起こるの?

免疫力とはどのようなもの?

私たちの体には免疫細胞があり、細菌やウイルスなどの病原体から体を守るための自己防衛力が備わっています。免疫力には、生まれつき体に備わっている自然免疫系と、一度病原菌に感染することで生まれる獲得免疫系があります。自然免疫系の細胞は主に血液の中を循環しており、病原菌が侵入してきた場合にはいち早く駆けつけて体外へと排出するように働きます。

自然免疫系では防ぎきれない病原菌の侵入があった場合には、獲得免疫系の出番です。同じ病原菌が2回目の侵入を試みた場合には、抗体を作り体への侵入を妨げます。このように私たちの体は免疫システムが働くことで、さまざまな病原菌を退治し体を健康に保っているのです。

加齢によっても免疫力は低下する

免疫力は、生まれて少しずつ高まっていき、体の機能が完成する20代前後には一生のうちでピークを迎えるそうです。その後は少しずつ低下していき、40代には50パーセントまで低下してしまい、70代になるとわずか10パーセントほどになるといわれています。この原因としてあげられるのは、免疫細胞の老化です。免疫細胞の中でも病原菌に単独で攻撃することができるナチュラルキラー細胞は、加齢とともに減少するといわれています。

また、免疫機能の中で病原体を退治する重要な役割を果たすT細胞も、加齢とともに萎縮していきます。その結果、侵入しようとするウイルスや細菌を十分に抑えることができなくなるといわれています。また、体の免疫機能が低下しているため、風邪やインフルエンザが重篤な症状を招きやすいともいわれています。

体が冷えていると感じたら要注意!

風邪などのウイルスや細菌に対しては主にリンパ球が働くことで、細菌やウイルスが体内へ侵入するのを防いでるといわれています。リンパ球をはじめとする免疫細胞は血液の中に存在しています。そのため、体温が低いと血流が悪くなり免疫細胞の働きが鈍くなったり、体の隅々まで行き渡らなくなったりします。その結果、ウイルスや細菌が炎症を起こしやすくなり風邪をひきやすくなってしまうのです。平熱が36℃から37℃前後の場合は、免疫細胞が活発に働くといわれています。

しかし、平熱が35℃より低い場合は、低体温である可能性があります。低体温になると免疫力が低下しているため、一度風邪をひいてしまうと長引く傾向があります。

要注意!現代型免疫低下とは?

ストレスが免疫力低下の原因に?

ここ最近、現代型免疫低下が増えているといわれています。現代型免疫低下とは、ストレスや過労、乱れた食生活により免疫力が低下してしまう症状です。強いストレスを受けたりストレスが溜まっていたりすると、自律神経の働きが乱れることになります。自律神経は、活発に活動したり興奮したりするときに優位となる交感神経と、落ち着いてリラックスしているときに優位となる副交感神経がバランスを取ることで正常に働いています。しかし、ストレスを感じることで交感神経が優位の状態が続き、その結果血液の中を流れているリンパ球のバランスが崩れてしまいます。

また、ストレスを感じるとストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンの一種であるコルチゾールには、免疫システムを抑制する働きがあるといわれています。

乱れた食生活や過労にも注意

現代型免疫低下の原因にはさまざまなものがあり、乱れた食生活も一因だといわれています。1日3食しっかりと食事が取れていないと栄養不足となる可能性が多いにあります。栄養不足は体の機能を低下させてしまうため、もちろん免疫力も低下してしまいます。それだけではなくエネルギー不足にもつながり、体の血流が悪くなったり低体温となる原因となったりします。

他にも免疫細胞を作るためのもととなるタンパク質が不足してしまうと、免疫力の低下を招く場合があります。また、睡眠不足や過労も免疫力を低下させてしまいます。睡眠不足や過労は自律神経のバランスを乱すため、免疫システムの働きを妨げてしまうと考えられています。

現代型免疫低下の症状をチェック!

増加傾向にあるといわれている現代型免疫低下ですが、自分ではなかなか気付くことができない場合が多いようです。次のような症状がある場合には、現代型免疫低下の可能性があります。一度生活習慣を見直してみるといいでしょう。

・十分休んでもなかなか疲れが取れない。また、起きたとしても気分が重くてすっきりとしないことがある。

・一度風邪をひいてしまうと治りにくく、長引いてしまう。また、季節の変わり目など気候が変化する時期には体調を崩しやすい傾向がある。

・アレルギー症状が悪化している。

・久しぶりに運動をすると風邪をひいてしまったり、ここぞというときに体調を崩しやすかったりする。

免疫力を高める3つのポイント

まずは食生活の見直しを

免疫力を高めるには、まずは食生活の見直しから始めましょう。1日3食バランスのいい食事を目指して1日30品目以上の食品を取ることを心がけるといいでしょう。約70パーセントの免疫細胞が腸に集中しているといわれています。そのため、食事で腸の調子を整えることは免疫細胞の活性化へとつながります。整腸作用があるといわれている、ヨーグルトや納豆は積極的に摂取するといいでしょう。

また、免疫細胞の元となっているのはタンパク質です。大豆製品や魚介類、卵などをバランスよく摂取して細胞を活性化させることも大切です。他にも、粘膜を強化するビタミンや抗酸化作用のある食品も積極的にとり入れるといいでしょう。

体温を上げて免疫力アップを

体の体温が低くなっている状態では、免疫細胞の活動が抑制され免疫力を十分に発揮することができないといわれています。そこで、日常生活の中に体温をあげたり体の冷えを防いだりすることをとり入れましょう。体温が低い人には、筋肉の量が少ない傾向があるそうです。筋肉をつけることで基礎代謝が上がるため、体温を上げることにもつながるといわれています。毎日続けることができるウォーキングや簡単なストレッチなどをとり入れるといいでしょう。30分以上続けて行うとより効果的だといわれています。

また、体を冷やさないようにするためにしっかりと湯船に浸かる習慣をつけるといいでしょう。他にも、体を冷やす冷たい飲み物を避けたり足元を冷やさないようにしたりするのも、体温を下げないためには効果的だといわれています。

過労を避けてストレスを溜めないように

自律神経の乱れは免疫力を低下させるといわれています。良質な睡眠を取り、副交感神経を作用させることで自律神経のバランスを保つことができます。そのため、過労は避けるようにしてしっかりと睡眠を取るように心がけましょう。また、起きたときには太陽の光を浴びることで交感神経へと切り替わりやすくなり、体内のリズムを整えられるようになるといわれています。過度なストレスも自律神経の乱れにつながります。

適度に休息を取るようにして、心身ともにリラックスできる時間を作るようにするといいでしょう。趣味や運動など自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくのもいいかもしれません。

免疫力を高める生活習慣にチェンジ!

免疫力は日常生活を見直すだけでも、高めることができるといわれています。次のようなことに気をつけて、風邪をひきにくい健康な体を作りましょう。

  • 免疫力をアップできる食生活を心がける
  • 体温を低下させないために、1日30分以上の運動をとり入れる
  • 自律神経を整えるため、しっかりと睡眠をとりストレスを溜めないようにする
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