公開日:2017/06/15 最終更新日:2017/08/23

身体に悪影響!過剰摂取によるカフェイン中毒の恐怖

ホッと一息つきたい時に飲むコーヒーは、心をリラックスさせてくれますよね。それはコーヒーに含まれるカフェインのおかげ。ですが、カフェインには大きな落とし穴があったのです!

こわ~い!カフェイン中毒って何なの?

カフェイン中毒ってどんな症状なの?

カフェイン中毒になると、不安な気持ちになり、そわそわと落ち着かなくなります。そして、お腹の調子が悪くなって、胃が痛み出したり、吐き気をもよおしたりします。また、動悸が激しくなり、ドキドキして心拍数が上がるケースもあり、重症になるとパニックになって痙攣を起こす場合もあるのです。

この症状はまるでドラッグ中毒患者のようですが、カフェインの過剰摂取でも見られる症状です。よくコーヒーを飲むと、夜なかなか寝付けないなどと言いますが、不眠の症状もカフェイン中毒の1つです。

コーヒーを飲むと胃が痛くなったり、お腹がゆるくなったりする人をちらほら見かけます。その人のその日の体調にも大きく影響されますので、あまりカフェイン中毒が気になるようでしたら摂るのを避けた方がいいでしょう。

カフェイン中毒になる原因って何なの?

カフェイン中毒は、カフェインを短時間の間に大量に摂ることで起こる症状です。カフェインが多く含まれる飲料として、コーヒーは有名ですよね。

しかし、実はコーヒー以外にも緑茶や紅茶、ココア、コーラ、栄養ドリンクなどいろいろな清涼飲料水にも含まれていますので、あなたも気がつかないうちに、カフェインを摂っているかもしれません。ただ、普段コーヒーやお茶を飲んでいる量を考えると、それほど神経質に気にすることはないでしょう。

カフェイン中毒には、急性と慢性の2種類があります。急性とは短時間のうちに過剰なカフェインの摂取によって引き起こされる中毒症をいい、慢性とはカフェインを常用することにより起こる中毒のことをいいます。その他、微量のカフェインしか摂っていないのに、中毒症の症状が現れる場合はカフェイン過敏症と呼んでいます。

カフェイン中毒になる量ってどのくらい?

カフェイン中毒は、短時間の間に過剰摂取した時に起こります。過剰摂取と一言でいっても、一体どれくらいの量なのか、見当もつきませんよね。

例えば、体重50kgの大人を例にして検証してみましょう。この人の場合、3時間の間に850mg以上のカフェインの摂取で中毒を起こすそうです。カフェイン850mgというと、コーヒーを約8~10杯飲むのと同じくらいです。忙しい仕事に集中していると、コーヒー8杯くらいなら飲んでしまう人もいそうです。

中毒になるのはコーヒーだけではありません。パワー充電のために飲む栄養ドリンクや紅茶、緑茶にも含まれますので、カフェインの含まれる飲料にはどんなものがあるのかを意識しておくといいですね。

実はよく知らないカフェインの実態とは?

意外に知らないカフェインのメリットとは?

  • カフェインは交感神経を興奮させるので、眠気を覚ましたり、集中力をアップさせたりする作用があります。
  • カフェインを摂ると腎臓に熱が高まり、余分な水分を体外に排出する利尿作用があります。
  • 脂肪を分解する酵素を活性化させる作用があるため、ダイエット効果も期待できます。
  • 筋トレ前にカフェインを摂ると筋肉を収縮させる力があるのでより効果的です。
  • 利尿作用により血圧が下がるので、高血圧の人にとっては脳卒中のリスクを減らす良い飲み物だといえます。
  • カフェインには血管を収縮させる作用があるので、頭の血管が広がった状態の偏頭痛を和らげることができます。同時に痛みを抑える鎮痛効果もあるので、偏頭痛のあるときはコーヒーを飲むと良いでしょう。

気をつけたいカフェインのデメリットとは?

  • カフェインには脳の働きを活性化させる作用がありますが、反対に過剰摂取すると、不眠症に陥ったり動悸が起こったりする場合があります。
  • カフェインを大量摂取すると、それを消化するために胃液がどんどん分泌されて胃の粘膜を傷つけてしまいます。そのため、胃痛が起こるのです。
  • カフェインには利尿作用がありますので、過剰摂取するとその作用が激しくなり、その結果脱水症状を起こすことがあります。
  • 大量のカフェインを常用していると、高血糖になり、血流が悪くなります。つまり、糖尿病のリスクが高まるということなので、過剰摂取していると太ってしまう可能性もあるのです。

カフェインとの上手な付き合い方は?

カフェインの過剰摂取は体に危険を及ぼしますが、一般的には1日に300mg、コーヒーで約2〜3杯程度であれば問題ないとされています。カフェインは体内での分解時間がかかる上、1日で分解できる最高値は500mgと言われています。

実際に500mgから1g摂取すると、急性カフェイン中毒を発症する危険性が高まるそうです。コーヒーを飲む場合、アイスコーヒーを飲むよりもホットコーヒーを飲むほうがカフェインの覚醒効果が早く出ます。

血液内カフェインの濃度は、健康な人で2時間半から4時間半くらいかけて薄まっていくので、あまりガブガブと飲み続けるのはよくありません。目安として午前9時、正午、午後3時のタイミングがカフェインを摂る効果的な時間帯です。

カフェインの過剰摂取による衝撃的なニュース3選

アメリカで起こったレッドブルの悲劇

今やエナジードリンクはコンビニでも簡単に手に入り、頑張りたい人の応援ドリンクとして一般的に知られるようになりました。その中でもカフェインを多く含んでいるのが「レッドブル」です。

海外のレッドブル(710cc)1本あたりには、コーラ7本分に相当する240mgものカフェインが含まれています。カフェインを多く含んでいると言われるコーヒー(150ml)で90mgの含有量ですので、いかにアメリカのエナジードリンクに大量のカフェインが含まれているかわかりますね。

そのレッドブルを大量に飲んだアメリカ人の男性が、心臓破裂で亡くなったそうです。彼は18時間以内に710ccの缶を24本も飲み、胸が苦しくなって激しいめまいの症状が出たことから心臓発作が疑われ、搬送先の病院で1時間後に亡くなりました。

日本でもあったカフェイン中毒死!

2015年、九州在中の20代男性が大量のカフェイン摂取により亡くなる事件が起きました。彼は日頃から、眠気覚しにいろいろなカフェイン入りの飲料や錠剤を飲んでいたらしく、解剖した胃の中からは細かく砕かれた錠剤が発見され、死因はカフェイン中毒だと判明しました。

彼は亡くなる1年前から胃痛や体調不良を訴えており、カフェインを日常的に多量摂取していたことが死亡の原因だとみられています。錠剤というと、薬を思い浮かべますが、薬局などで市販されている風邪薬や頭痛薬には、無水カフェインというカフェインが含まれています。

薬は用法を守って飲めば何も問題ありませんが、適量を超えた過剰摂取や、慢性的に常用している場合は、薬物依存に陥る危険性もありますので、注意が必要です。

14歳の少女がたった2本のエナジードリンクで命を落とす!

アメリカに住む14歳の少女が、エナジードリンクを2本飲んで亡くなったというニュースがあります。この少女が飲んだエナジードリンクは「モンスターエナジー700ml」2本で、カフェインの含有量は缶のコカコーラ(350ml)14缶分に匹敵する480mgだったそうです。

少女の死因はエナジードリンクによるカフェインの過剰摂取で不整脈死でした。この話はあくまでもアメリカで起こった話で、日本のエナジードリンクに含まれているカフェインの含有量はアメリカのものに比べるとかなり少ない量になっています。

事件になった「モンスターエナジー」は、日本の製品ですと355ml入りで、1缶に含まれるカフェインの含有量は約142mgです。マグカップ1杯のコーヒーに含まれる含有量(100mg)と比べてもかなり少ないことがわかりますね。

気をつけて!カフェイン中毒の落とし穴

  • カフェイン中毒は、カフェインを短時間の間に大量に摂ることで起こる症状
  • カフェインが多く含まれる飲料はコーヒー、緑茶、紅茶、栄養ドリンクなど
  • 上手に取り入れれば、眠気覚ましや集中力アップになる

いろいろな清涼飲料水にも含まれていますので、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね。目安として午前9時、正午、午後3時のタイミングがカフェインを摂る効果的な時間帯です。

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