公開日:2016/12/19 最終更新日:2017/05/24

生理中の腹痛・むくみ・ニキビ…もっと上手な生理との付き合い方

多くの女性たちが抱えている生理の悩み。ひと言に生理の悩みと言っても、お腹が痛い、腰がツライ、肌が荒れる、イライラする、無気力になるなど、その症状は人それぞれ…。

毎月やってくる生理ですが、生理痛の原因は? 気持ちがイライラするのは? 肌アレが起きやすい理由は? など…。知っているようで、実はよく分からないという方、多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、生理にまつわる“5つの疑問”を徹底分析! 憂鬱の理由を判明させて、もっと上手に生理と付き合っていきましょう。

疑問①:生理痛が起きるのはどうして?

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生理痛にはいくつかの原因がありますが、痛みの大きな原因だと考えられているのが、子宮内膜が剥がれる際に出る「プロスタグランディン」という物質です。

子宮内膜内に存在する「プロスタグランディン」は、生理中に分泌されるホルモンの一種で、生理の直前から前半にかけて急激に量を増やし、子宮を収縮させて経血を体外に排出する役割を果たしています。この時、子宮をギュッと収縮させるため、痛みが発生しやすくなるのです。

経血内に含まれる「プロスタグランディン」の量が多い人は、子宮の収縮が激しくなり、生理痛も重くなる傾向にあるようです。

疑問②:生理前に体がむくんだり、やる気がなくなったりするのはどうして?

生理前に体がむくみがちになる原因は、女性ホルモンにあります。

女性ホルモンには、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があり、それぞれのホルモンが多く分泌される時期によって、体に現れる症状が異なります。生理前に大量に分泌される「黄体ホルモン(プロゲステロン)」には、体内に水を溜めこもうとする性質があるため、むくみを引き起こしやすくなるのです。

生理前にやる気が低下するのは、「月経前症候群(PMS)」の症状のひとつ。「月経前症候群(PMS)」とは、生理の2週間ぐらい前から起こる様々な症状のこと。症状は人それぞれですが、頭痛、腹痛、下痢、便秘、吐き気、めまい、むくみ、だるさ、集中力の低下やイライラ、不安感や無気力などが代表的です。

生理前には、かぼちゃやタラコ、イクラなど、女性ホルモンの生成を助ける働きのあるビタミンEが多く入った食べ物を摂るのが理想的。血行の働きも良くしてくれますよ。


 
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疑問③:生理不順が起きるのはどうして?

生理不順の大きな原因には、生活習慣や食生活の乱れ、過度のストレス、体重の急激な増減などが挙げられます。その他にも、ホルモンバランスに異常がある「高プロラクチン血症」や「多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」の可能性も考えられます。

「高プロラクチン血症」は、「プロラクチン」という母乳を作るホルモンが常に出て、排卵が障害され、生理不順を起こします。「多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」は、卵巣に卵胞がたくさんできて、排卵がスムーズにできなくなる病気こと。男性ホルモンが多くなってしまうことで、排卵障害が起こり生理不順になります。生理不順をそのままにしておくと、大きな病気に繋がる恐れもあるので、早めに婦人科を受診しましょう。

婦人科の検査が初めての人は、恥ずかしいという気持ちがあるかもしれませんが、女医さんのいるクリニックもたくさんあります。検査が怖いという人も、事前に看護婦さんに申告しておけば配慮してもらえるはず。生理不順は、カラダからのSOSだと思ってくださいね。

疑問④:生理前や生理中に、ニキビや肌荒れが起きやすいのはどうして?

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排卵が終わってから生理が始まるまでの約2週間、皮脂の分泌を増やす「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が徐々に増えていきます。生理前は、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌量がピークに達するため、毛穴に皮脂がつまりやすくなって、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。

生理が始まると、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が減少するため、皮脂の分泌が少なくなり、肌が乾燥しがちに…。天然の肌バリアである皮脂が減少することで、外部からの刺激に弱くなり、生理中も肌荒れが起きやすくなってしまうのです。

女性のカラダと心にとって、一番辛い時期ですが、ミネラルやビタミンを積極的に摂るようにして、規則正しい生活を送るようにしてください。

疑問⑤:生理中にイライラしてしまうのはどうして?

イライラは、生理前に起こる「月経前症候群(PMS)」の代表的な症状です。生理が始まればホルモンバランスが整うので、イライラが落ち着くはずですが、生理中は体調が悪く、思考能力も低下しがち…。

生理中のイライラは、女性ホルモンによるものというよりは、体調の悪さからくる可能性が高いので、症状に合わせて痛み止めを飲んだり、好きな音楽や香りを楽しんだり、無理をせずゆっくりと過ごすのが大切です。

ただし、ストレスや身体的な疲労が蓄積されていると、ホルモンバランスは乱れやすくなりがち。あまりに症状がひどい場合は、ホルモンバランスの乱れが原因の場合もあるので、早めに医師に相談しましょう。

病院を訪れる際は、いつ頃から症状が出たのか、前回の生理日、生理周期、初経の年齢などを聞かれるので、事前に調べていくとスムーズな受診ができますよ。

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